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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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今回紹介する作品は、1957年公開のモンスターパニック映画「黒い蠍(原題:The Black Scorpion)である。

以前紹介した1954年公開の「放射能X(原題:Them!)」と同じくモノクロ映画だが、こちらはストップモーションアニメでモンスターの動きを表現しており、これがいま見ても不気味で結構な迫力なのだ。

勿論、65年前の作品であることを考慮しなければならないが、レイ・ハリーハウゼンの師匠であるウィリス・H・オブライエンが特殊効果を担当しているだけのことはある。

内容的には火山の爆発をきっかけに古代の巨大サソリが暴れ出すというオーソドックスなものだが、メキシコが舞台なのでどこか異国情緒が漂っているのが良い。

登場人物も地味だが魅力的な者が揃っており、斬新でないにしても手堅い仕上がりになっている。

古い作品ではあるが、この手のジャンルが好きな方なら一度見ておいて損はないのでは。



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用意していた前後編の記事データが、幾ら探しても見つからなくて意気消沈。

もう一度同じものを書き直す気力は未だ湧いてこないので、今回はこんな感じで失礼します。

ゲームソフトでもプレイしていれば何か書けるんですが、『あつまれ どうぶつの森』を毎日のルーティーン的にやってるくらいで、長らく購入もプレイもしていないんですよね・・・。



少し前のことになるが、ドグラ・マグラのブルーレイ版を購入したので、簡単にレビューしてみたいと思う。

なお、いつもと同じくネタバレは極力控えるので、その点はご了承いただきたい。

原作は1935年に刊行された夢野久作の探偵小説で、10年の推敲を経て世に出た力作だ。

「黒死館殺人事件」「虚無への供物」と並び、日本の探偵小説史上における三大奇書の一つとしても知られる。

これを初めて読んだ者はどこか精神に異常を来した様な感覚に陥ると言われるが、自分も軽度ながら身に覚えがある。

大袈裟なことを言うつもりは無いのだが、余りに感受性の強い人は原作に対して慎重に挑むべきかも知れない。

読み手側の受ける印象を熟考して練られた文章と展開は、思考的混乱へと導く設計がなされているからだ。

一方、今回紹介するドグラ・マグラは1987年に製作された映画で、主演の松田洋治氏や故・桂枝雀氏の怪演が話題になった作品である。

オープニングの「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」という不穏な言葉は原作の巻頭歌を引用したものであり、脳髄の地獄へ招き入れるに相応しい文句と言えるだろうか。

ただ、映画自体は割と淡々と進んでいくし、あからさまに恐怖を駆り立てる類の演出も殆どない。

また一連の事件は過去に起こった事であり、リアルタイムの進行においては、現実とも幻ともつかぬ主人公の記憶を呼び覚ます道程が描かれる。

当然ではあるが、原作は小説の形態において効果が出るような組み方で物語を構築しているので、それを映像作品として分解・再構築するにはさぞ骨が折れた事だろうと思う。

実際、映画を観て初めてドグラ・マグラの内容を理解したとの声も少なくないらしい。
(さすがに細部まで忠実な映像化とは言えないし、映画独自の解釈や表現、分かり易くする為の工夫も多いが)


狂気と悲劇と喜劇が奇妙に織り混ざったこの作品は、恐怖というより当惑を楽しむ事に似ていて、その点で原作と映画は確かに共通しているのである。



 前回の更新から数ヶ月も空いたと知り、我ながら驚きを隠せないでいるのだが、久しぶりにメカデザインについて書いてみたいと思う。

今回のお題はテレビアニメーション「機動戦士ガンダム
W」に登場する「ウイングガンダム」。

これも作品自体はちゃんと見ていないものの、メカデザインとして好きという部類のマシンである。

(当然ながらメカニカルデザインとて作品の意向と直結した創造物であり、本編を見ずにそれを語るのは無理があると重々理解はしております)

まず自分が思ったのは、飛行形態のまとまりの良さだ。

このバード形態はシールドとバスターライフルが機首を形成するパターンだが、いわゆる寝そべり変形の中でも完成度が高い。

また、鳥のモチーフを「見た者が気付く形で」そこかしこに散りばめているのも心憎い配慮だ。

大河原氏がデザインする飛行形態にはこの寝そべり型が多く、時にはそれを揶揄するむきもある様だが、架空の物と言えど立体化時の強度や変形機構の複雑化を考えた場合、ここへ落ち着くのは至極当然な気もする。

勿論、二次元の嘘が無いではないだろうが、それでもかなり秀逸なデザインと言えるだろう。

ガンダム
Wに登場するガンダム達はヒーローメカとリアルメカの中間的デザインをしており、大河原氏の面目躍如といったところ。

実際、クライアント側の意図が明確な場合における氏のメカデザインには、目を見張る事が少なくないのである。



先日、「あつまれどうぶつの森」最後の大型無料アップデートと、有料ダウンロードコンテンツ「ハッピーホームパラダイス」が発表された。

博物館内に「喫茶ハトの巣」が追加されるのは事前に予告されていたものの、それが霞んでしまうほど充実した内容だっただけに圧倒された視聴者も多かっただろう。

今回の無料アップデートで従来のシリーズにあった要素がほぼ復活するし、今作からの追加要素も少なからず実装される。

しかもニンテンドー3DSソフト「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」の事実上の新作が、有料DLCにて「あつまれ どうぶつの森」と紐付けの形で追加となるのだから、ファンは期待せずにいられない訳である。

これらは115日に同時解禁で「ハッピーホームパラダイス」は2500円とDLCだけに価格も低めだが、年末商戦タイトルの一つに数えても良いレベルのソフトではないだろうか。





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