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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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2022929日、予告なしにニンテンドースイッチ版のスカイリム・アニバーサリーアップデートが配信された。

本編を購入済のユーザーはこのアニバーサリーアップデートを購入(2200)すると、いわゆるアニバーサリーエディションになる。

また、本編とアニバーサリーアップデートが同梱となったダウンロード版も8778円で販売されている。

予告のない突然の配信に気がつかなかったユーザーも多くいたと思うが、これはスイッチ版スカイリムを愛好していた人たちにとってまさしく朗報だったろう。

ただし、このスイッチ版アニバーサリーアップデートには良い点とそうでない点が存在している。

良い点としてはグラフィックの品質が向上している事。

個人的な感想だが、今までぼやけ気味だった部分がクッキリしていたり、光源処理がリッチになった印象を受ける。

少なくともしばらくプレイしていれば、以前のスイッチ版スカイリムより良くなったなと感じると思う。

良くない点は、その為(恐らくの予想ではあるが)に処理落ちが発生する様になってしまった事だ。

特にリフテンの砦内がひどく、まるで遊べないとは言わないまでも、結構なカクカク状態を味わう事になる(室内は問題なかった)

その他にも以前に比べてフレームレートの低下が起こる場面が散見されるので、出来るならばアップデートにより改善して貰いたい所である。

ちなみに今回から「釣り」が出来るようになっているのだが、少しやり方がわかりにくい。

スカイリムには川・湖・海があるが、釣りが可能なポイントはあらかじめ決められていて、それらの場所以外では釣りは出来ない。

更に「釣り竿」を装備する必要がある。
※「釣り竿」は釣り可能なポイントの近くに置いてあるが、店で購入したりクラフトしたりも出来る。

「釣り竿」を装備(納刀状態でも可)したら釣りポイント付近にある「釣り用具」にカーソルを合わせて決定ボタンを押すと、自動で竿を投げてくれる。

竿を投げたあと水面に数か所の水しぶきが立つのだが、これが魚のいる証拠。
釣りを繰り返すと水しぶきの数が減っていき、最後にはしぶきが立たなくなる。
※一定時間が経過すると魚は復活する。

釣り糸を垂れてしばらくするとウキが数回ゆっくりと沈んで、更にウキが一気に引き込まれたタイミングでAボタンを押すと釣り上げられる。
※2回沈んで3回目に最後の引きが来る場合が多い。

Aボタンを1回押しただけでは失敗しやすいので、自分は連打することにしている。

ちなみに竿を投げても水面に水しぶきが起こらなくなった状態で釣りを続けると、桶などの日用品や装備品などが釣れる。
自分は今バージョンから追加された指輪や銀装備などが釣れた事もあった。

説明するまでもない事だったかも知れないが、もし良ければ参考にしていただきたい。



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今回は1979年公開の「金田一耕助の冒険」に触れてみたいと思う。

角川製作の金田一映画として一区切りつける予定だった本作は、低予算かつパロディー満載の悪ノリ感に満ちた怪作である。

これらは敢えてそう作られているのだが、面白がられるより当惑されたり呆れられることの方がずっと多かったようだ。

実際、早送りなしに最初から最後までこの映画を観続けるのは、大抵の人にとって苦痛かも知れない。

パロディーやギャグ演出が笑えないのはともかく、コメディーとはいえミステリーとしての筋立てが初見では掴みにくいので、置いてけぼり感を拭えないまま最後を迎えてしまうのだ。

これは黒板に書かれている意味が分からずに授業が進んでいく感覚に似て、物語の柱となる要素が理解し辛くては観る者の関心を誘うのは難しい。

監督の大林宣彦氏は自主映画の草分け的存在の一人で、それまでの業界セオリーを踏まずにCMディレクターから映画監督になった。

それが良いか悪いかは別にして映画監督の基礎修行を経なかった彼にとって、たゆまぬ実験的挑戦はアイデンティティーを保つ重要な要素だったのだろうか。

さてリアルタイムではなく後になってから観た私はというと、ファンだった金田一耕助物にブームの火付け役たる角川自身が半ば強引に幕引きを行い、しかもそれが悪ふざけともとられかねない内容だった事に失望をおぼえた。

勿論、作中の印象的な音楽にはとても惹きつけられたし、金田一の独白から切ないラストシーンに繋がる一連の流れは脈絡がどうこうを抜きにして好きである。

そして最近になり改めて見直した(初めて早送りせずに全編を観た)ところ、「この際だから気になる部分もいっそ受け入れ、破茶滅茶な世界観を楽しもう」と思えた。

主演の古谷一行氏はテレビドラマで大好評を博した金田一耕助そのままの熱演だし、戸惑いながらの演技だったらしい田中邦衛氏の等々力警部も良かった。

この映画では金田一耕助だけが従来の世界観を守るほぼ唯一の人間なのだが、周りに場違いの物が羅列され過ぎているせいで、逆に異質な存在として浮き出てくる。

統一感や脈絡に欠ける中に整合の取れた場面を入れて際立たせるのも同様である。

ラスト付近で金田一譚を露骨に揶揄するような台詞が重なるのはファンとしていささか歯痒いが、金田一自身のそれは自己肯定の為の自虐だと言い聞かせ、後は美しいエンディング曲に身を任せるとしよう。



今回紹介する作品は、1957年公開のモンスターパニック映画「黒い蠍(原題:The Black Scorpion)である。

以前紹介した1954年公開の「放射能X(原題:Them!)」と同じくモノクロ映画だが、こちらはストップモーションアニメでモンスターの動きを表現しており、これがいま見ても不気味で結構な迫力なのだ。

勿論、65年前の作品であることを考慮しなければならないが、レイ・ハリーハウゼンの師匠であるウィリス・H・オブライエンが特殊効果を担当しているだけのことはある。

内容的には火山の爆発をきっかけに古代の巨大サソリが暴れ出すというオーソドックスなものだが、メキシコが舞台なのでどこか異国情緒が漂っているのが良い。

登場人物も地味だが魅力的な者が揃っており、斬新でないにしても手堅い仕上がりになっている。

古い作品ではあるが、この手のジャンルが好きな方なら一度見ておいて損はないのでは。



用意していた前後編の記事データが、幾ら探しても見つからなくて意気消沈。

もう一度同じものを書き直す気力は未だ湧いてこないので、今回はこんな感じで失礼します。

ゲームソフトでもプレイしていれば何か書けるんですが、『あつまれ どうぶつの森』を毎日のルーティーン的にやってるくらいで、長らく購入もプレイもしていないんですよね・・・。



少し前のことになるが、ドグラ・マグラのブルーレイ版を購入したので、簡単にレビューしてみたいと思う。

なお、いつもと同じくネタバレは極力控えるので、その点はご了承いただきたい。

原作は1935年に刊行された夢野久作の探偵小説で、10年の推敲を経て世に出た力作だ。

「黒死館殺人事件」「虚無への供物」と並び、日本の探偵小説史上における三大奇書の一つとしても知られる。

これを初めて読んだ者はどこか精神に異常を来した様な感覚に陥ると言われるが、自分も軽度ながら身に覚えがある。

大袈裟なことを言うつもりは無いのだが、余りに感受性の強い人は原作に対して慎重に挑むべきかも知れない。

読み手側の受ける印象を熟考して練られた文章と展開は、思考的混乱へと導く設計がなされているからだ。

一方、今回紹介するドグラ・マグラは1987年に製作された映画で、主演の松田洋治氏や故・桂枝雀氏の怪演が話題になった作品である。

オープニングの「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」という不穏な言葉は原作の巻頭歌を引用したものであり、脳髄の地獄へ招き入れるに相応しい文句と言えるだろうか。

ただ、映画自体は割と淡々と進んでいくし、あからさまに恐怖を駆り立てる類の演出も殆どない。

また一連の事件は過去に起こった事であり、リアルタイムの進行においては、現実とも幻ともつかぬ主人公の記憶を呼び覚ます道程が描かれる。

当然ではあるが、原作は小説の形態において効果が出るような組み方で物語を構築しているので、それを映像作品として分解・再構築するにはさぞ骨が折れた事だろうと思う。

実際、映画を観て初めてドグラ・マグラの内容を理解したとの声も少なくないらしい。
(さすがに細部まで忠実な映像化とは言えないし、映画独自の解釈や表現、分かり易くする為の工夫も多いが)


狂気と悲劇と喜劇が奇妙に織り混ざったこの作品は、恐怖というより当惑を楽しむ事に似ていて、その点で原作と映画は確かに共通しているのである。





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