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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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私はニンテンドースイッチ版のスカイリム・アニバーサリーエディション(以下AE)をプレイしているのだが、今回は自分のソフトで起こるバグについて少し書いてみたい。

一つは
AE版から追加された「カラスの骨」というクエストで、最終的に強力な重装防具が手に入るはずなのだが、それを装備したキャラクターの遺体が指定の場所に現れないというもの。

これはスイッチ版だけの不具合では無いらしく、「途中で入手する"リネレのメモ"をギリギリの段階まで読まないようにする」「"アークウィンドポイントへ行く"のジャーナルが完了するまでクロウズトゥースを倒さない」などの対処法をアップロードされている方がいるものの、私の場合は何度試しても駄目であった。

もう一つはDLC「ドラゴンボーン」のクエスト「死者の行進」に関するバグで、ソルスセイムへ初めて渡った際に発生するヴェレス隊長らがアッシュスポーンに襲われているイベントが起こらないというもの。

実は直接フロストモス砦へ行き◯◯将軍を倒せばお目当ての武器は手に入るので、その点では安心である。

ただ、ヴェレス隊長の部下の遺体から装備を入手できないし、クエスト報酬も貰えない。

現時点で私が確認できたほぼ確実に起こるであろう不具合はこの二つだが、前者の方はユニークアイテムを入手不能になるだけに、何とか対応を願いたいところだ。



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気がつけば2022年もあと一ヶ月で終わりとは、いつもながら何と時の経つのが早く感じられる事だろう。

新型コロナウイルスが再度勢いづいている今日この頃ではあるが、何とか凌いでいきたい所である。

さて今回紹介する横溝正史シリーズの『八つ墓村』は、1978年に全5回でテレビ放映された作品である。

古谷一行氏が名探偵・金田一耕助に扮する、お馴染みの人気シリーズの一作だ。

以前に野村芳太郎監督の松竹映画『八つ墓村(1977)』について書いた事があるが、今回紹介する八つ墓村は映画ほど原作から飛躍していないものの、やはり独自の物に仕上がっている。

というのも、原作の小説は主人公の田治見辰弥(寺田辰弥)を通して描かれる怪奇ロマンといった様相を呈しているので、他の代表作と違い金田一耕助の出番は限定的。

物語の狂言回しでもある彼の出番が少ないと金田一物としての魅力は薄まってしまう為、原作のままだと少々具合が悪いという事だろう。

それでも他の映像作品に比べれば「八つ墓村」は主人公の描写に比重が置かれており、TV版の辰弥役である荻島眞一(荻島真一)氏は不幸な生い立ちながら逞しく生きる青年を力強く演じていた。

監督の池広一夫氏は市川雷蔵の眠狂四郎シリーズや勝新太郎の座頭市シリーズなど数々の映画を手掛けた一方、その後テレビドラマに舞台を移して精力的に活躍された実力者だ(御年93歳でご健在である)

八つ墓村に限った事ではないと思うが、話題になった映画からそれほど間を置かずに同作品をドラマ化するのは色々難しいと思う。

視聴者の期待を考慮すると金田一耕助が余り出て来ない怪奇ロマンたる原作の通りにはやれないし、さりとてぶっ飛んだ内容に舵を切った映画版と同じ方向性では、制作サイド的にも監督のプライド的にも面白くないだろうからだ。

当然、スケジュールと予算の制約もある。

八つ墓村は物語を取り巻く設定こそ過剰なまでにおどろおどろしいが、肝心のミステリーとしての要素が他の原作より希薄で、例え金田一耕助の場面を増やしたとしても本領発揮させにくい構造になっているのが厄介だ。

結果的には原作に対して取捨選択と追加が行われ、そこに池広監督の味付けがなされた作品となった。

個人的な感想としては、このテレビシリーズの流れを受けつつも個性的な八つ墓になったのではとの印象で、特にエピローグは原作や他の映像作品とかなり違う結末となっている。

古谷一行氏が金田一に扮する初期のドラマシリーズは未だに人気が高いと思うので、ファンなら機会があれば観て損は無いのではとお勧めしておきたい。

 

古谷一行氏が2022823日に亡くなられた。

以前から病気を抱えながらも力強く演技されており、よくぞこれまでとの思いも強い。

彼の演じる金田一耕助は小説のそれに比べてやや快活さに富むが、それでも原作に最も近い人物像に仕上がっている事に違いはない。

2013年に鬼籍へ入った長門勇氏が演じるとぼけた岡山弁の日和警部(原作には居ない人物)、そして古谷氏の如何にも人懐っこいあの金田一耕助は、今後も変わらず自分の中に残り続ける事だろう。



2022929日、予告なしにニンテンドースイッチ版のスカイリム・アニバーサリーアップデートが配信された。

本編を購入済のユーザーはこのアニバーサリーアップデートを購入(2200)すると、いわゆるアニバーサリーエディションになる。

また、本編とアニバーサリーアップデートが同梱となったダウンロード版も8778円で販売されている。

予告のない突然の配信に気がつかなかったユーザーも多くいたと思うが、これはスイッチ版スカイリムを愛好していた人たちにとってまさしく朗報だったろう。

ただし、このスイッチ版アニバーサリーアップデートには良い点とそうでない点が存在している。

良い点としてはグラフィックの品質が向上している事。

個人的な感想だが、今までぼやけ気味だった部分がクッキリしていたり、光源処理がリッチになった印象を受ける。

少なくともしばらくプレイしていれば、以前のスイッチ版スカイリムより良くなったなと感じると思う。

良くない点は、その為(恐らくの予想ではあるが)に処理落ちが発生する様になってしまった事だ。

特にリフテンの砦内がひどく、まるで遊べないとは言わないまでも、結構なカクカク状態を味わう事になる(室内は問題なかった)

その他にも以前に比べてフレームレートの低下が起こる場面が散見されるので、出来るならばアップデートにより改善して貰いたい所である。

ちなみに今回から「釣り」が出来るようになっているのだが、少しやり方がわかりにくい。

スカイリムには川・湖・海があるが、釣りが可能なポイントはあらかじめ決められていて、それらの場所以外では釣りは出来ない。

更に「釣り竿」を装備する必要がある。
※「釣り竿」は釣り可能なポイントの近くに置いてあるが、店で購入したりクラフトしたりも出来る。

「釣り竿」を装備(納刀状態でも可)したら釣りポイント付近にある「釣り用具」にカーソルを合わせて決定ボタンを押すと、自動で竿を投げてくれる。

竿を投げたあと水面に数か所の水しぶきが立つのだが、これが魚のいる証拠。
釣りを繰り返すと水しぶきの数が減っていき、最後にはしぶきが立たなくなる。
※一定時間が経過すると魚は復活する。

釣り糸を垂れてしばらくするとウキが数回ゆっくりと沈んで、更にウキが一気に引き込まれたタイミングでAボタンを押すと釣り上げられる。
※2回沈んで3回目に最後の引きが来る場合が多い。

Aボタンを1回押しただけでは失敗しやすいので、自分は連打することにしている。

ちなみに竿を投げても水面に水しぶきが起こらなくなった状態で釣りを続けると、桶などの日用品や装備品などが釣れる。
自分は今バージョンから追加された指輪や銀装備などが釣れた事もあった。

説明するまでもない事だったかも知れないが、もし良ければ参考にしていただきたい。



今回は1979年公開の「金田一耕助の冒険」に触れてみたいと思う。

角川製作の金田一映画として一区切りつける予定だった本作は、低予算かつパロディー満載の悪ノリ感に満ちた怪作である。

これらは敢えてそう作られているのだが、面白がられるより当惑されたり呆れられることの方がずっと多かったようだ。

実際、早送りなしに最初から最後までこの映画を観続けるのは、大抵の人にとって苦痛かも知れない。

パロディーやギャグ演出が笑えないのはともかく、コメディーとはいえミステリーとしての筋立てが初見では掴みにくいので、置いてけぼり感を拭えないまま最後を迎えてしまうのだ。

これは黒板に書かれている意味が分からずに授業が進んでいく感覚に似て、物語の柱となる要素が理解し辛くては観る者の関心を誘うのは難しい。

監督の大林宣彦氏は自主映画の草分け的存在の一人で、それまでの業界セオリーを踏まずにCMディレクターから映画監督になった。

それが良いか悪いかは別にして映画監督の基礎修行を経なかった彼にとって、たゆまぬ実験的挑戦はアイデンティティーを保つ重要な要素だったのだろうか。

さてリアルタイムではなく後になってから観た私はというと、ファンだった金田一耕助物にブームの火付け役たる角川自身が半ば強引に幕引きを行い、しかもそれが悪ふざけともとられかねない内容だった事に失望をおぼえた。

勿論、作中の印象的な音楽にはとても惹きつけられたし、金田一の独白から切ないラストシーンに繋がる一連の流れは脈絡がどうこうを抜きにして好きである。

そして最近になり改めて見直した(初めて早送りせずに全編を観た)ところ、「この際だから気になる部分もいっそ受け入れ、破茶滅茶な世界観を楽しもう」と思えた。

主演の古谷一行氏はテレビドラマで大好評を博した金田一耕助そのままの熱演だし、戸惑いながらの演技だったらしい田中邦衛氏の等々力警部も良かった。

この映画では金田一耕助だけが従来の世界観を守るほぼ唯一の人間なのだが、周りに場違いの物が羅列され過ぎているせいで、逆に異質な存在として浮き出てくる。

統一感や脈絡に欠ける中に整合の取れた場面を入れて際立たせるのも同様である。

ラスト付近で金田一譚を露骨に揶揄するような台詞が重なるのはファンとしていささか歯痒いが、金田一自身のそれは自己肯定の為の自虐だと言い聞かせ、後は美しいエンディング曲に身を任せるとしよう。



今回紹介する作品は、1957年公開のモンスターパニック映画「黒い蠍(原題:The Black Scorpion)である。

以前紹介した1954年公開の「放射能X(原題:Them!)」と同じくモノクロ映画だが、こちらはストップモーションアニメでモンスターの動きを表現しており、これがいま見ても不気味で結構な迫力なのだ。

勿論、65年前の作品であることを考慮しなければならないが、レイ・ハリーハウゼンの師匠であるウィリス・H・オブライエンが特殊効果を担当しているだけのことはある。

内容的には火山の爆発をきっかけに古代の巨大サソリが暴れ出すというオーソドックスなものだが、メキシコが舞台なのでどこか異国情緒が漂っているのが良い。

登場人物も地味だが魅力的な者が揃っており、斬新でないにしても手堅い仕上がりになっている。

古い作品ではあるが、この手のジャンルが好きな方なら一度見ておいて損はないのでは。





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