2017年1月13日、任天堂の次世代ゲーム機『nintendo switch』が正式に御披露目となった。
発売日は2017年3月3日で、希望小売価格は税別29980円だ。
発売日は予想より早めだが、価格は早期の普及を狙うにはちょっと高めかなという印象だろうか。
これまでのスタンスを変え、基本的にリージョンロックを設けないというのも興味深い。
また、発売当初は無料でオンラインサービスを行うが、今年の秋頃から他社と同じくオンラインサービスを有料化するという。
1月23日からはマイニンテンドーストアというニンテンドーアカウントを取得したユーザー向けのオンラインショップも開設し、通常の本体やソフトだけでなくここでしか手に入らない物も販売していく方針だ。
任天堂は去年8月に国内最王手のゲーム卸「ジェスネット」を買収しており、自社関連商品の売り方を変えて行くつもりなのだろう。
さて、任天堂関係者の小芝居をふんだんに挟んだnintendo switchプレゼンテーションについては賛否両論あろうが(笑)、同社の歴代ゲーム機のDNAを受け継ぎつつユーザーのライフスタイルに寄せたマシンにしたという主張は、nintendo switchの公式ホームページを見ると良く分かる。
その冒頭には『プレイする時間がないとおもってあきらめたゲームはありませんか?シーンにあわせてカタチを変えるゲーム機「nintendo switch」は、忙しい毎日の中でも、気になるゲームが遊べます。プレイヤーがゲーム機にあわせるのではなく、ゲーム機がプレイヤーの生活にあわせる時代へ。いつでも、どこでも、気の向くまま、自由なプレイスタイルでゲームをお楽しみください』とのメッセージが書かれている。
これは今の任天堂の偽らざるビジネススタンスであり、どうしても性能にばかり目が行きがちなコアゲーマー目線でこのハードを語ると最初から見誤ってしまうだろう。
もっとも、この主張に見合う魅力的なソフトが無いと話にならないので、それを出せるかどうかがこのハードの成否を別つポイントなのだが。
nintendo switchは以下の3つのプレイスタイルがある。
TVモード:本体をドックにセットしてTV画面を見ながらジョイコンでプレイ
テーブルモード:本体を置きジョイコンを外してプレイ(左右のジョイコンを二人で分け合って一緒にプレイも出来る)
携帯モード:本体にジョイコンを指して手に持ってプレイ。
また、本体の左右に装着するジョイコンには多数の機能を内蔵している。
ジョイコンをWiiリモコンの様に使える加速度センサーとジャイロセンサー、肌触りや感触まで再現できるHD振動、右のジョイコンには形・動き・距離を認識するモーションIRカメラとNFCリーダー&ライターもある。
ゲーム中の静止画像を撮ってSNSにシェアするボタンまであり、これは将来動画にも対応するとの事だ。
後で思ったのだが、今回の発表では静電タッチパネルを使う場面が含まれておらず、当然内蔵されているであろうインターネットブラウザーの紹介も無かったが、恐らくこれは意図的に除外したのだと思われる。
ゲーム機である事に焦点を絞った形だが、タブレット的な使い方が出来るのは間違いなく、この辺を合わせてアピールしていれば29980円という価格にもっと納得して貰えたのではないだろうか(分かり易く伝えたいという姿勢は買うが、任天堂がこのスタンスでプレゼンテーションする時、しばしば大事なアピールポイントを欠く場合があるのだ)。
もっとも、これらは発売日が近くなってから触れるのかも知れず、今後の続報が楽しみである。
1月21日から順次予約受付開始されるが、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を心待ちにしていた自分としては是非発売日に入手したい。
ちなみに私が購入予定しているのは、nintendo switch本体、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」、「信長の野望・創造withパワーアップキット」。
定価計算で税込50500円になるが、マイクロSDカードと液晶保護フィルムも必須と言っていいので、switch用にお金を貯めておいて良かった(笑)。
「三国志13 withパワーアップキット」も3月発売予定らしいので、余裕があればそちらも考慮したい所だ。
PR