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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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 『モンスターハンター3G』は、2011年末に発売されたニンテンドー3DS専用ソフトである。以前Wii向けに『モンスターハンター3』が出ているが、これは事実上その強化版と考えていいだろう。
 モンスターハンターの人気に火が点いたのは、PSP向けに出たモンスターハンターポータブルのシリーズからで、『モンスターハンターポータブル3rd』に至っては国内だけで400万本を超える大ヒットとなった。
 プレイしてみて分かるのはその難易度の高さで、やたらと体力のある動きの激しいボスモンスターを相手に立ち回りながら、カメラの切り替え・攻撃・回復も同時にこなして行かなくてはならない。しかも、モンスターによって色々特性が違うので、予備知識の習得も必須である。これに加えて時間制限まであるというのだから、それほどゲームの上手くない人が話題性に釣られて買うと、まずクリア不可能と言ってよい。私自身、50分間も気の抜けないプレイを強いられた挙句、ボスモンスター討伐を目前にしながら時間切れになった時の疲労感と喪失感に、二度とこのゲームには手を付けるまいと誓った事さえあった。実際、人気だからと手を出したものの、途中で投げ出すユーザーが相当数あるのだとか。
 ただ、勝つ為にいろいろ工夫する事を覚えれば、いつの間にか上達して何とかボスモンスターを倒せる様になっていて、この辺のバランスはゲーム黎明期を髣髴とさせる硬派さだ。また、他の上手いプレイヤー(最大4人まで同時プレイ可能)と一緒にプレイしてクエストをクリアする手段があり、この携帯ゲーム機を持ち寄っての楽しさが、PSP版の大ヒットに繋がった重要な要因だろう。
 冒頭でも述べた通り、タイトルの最後に『G』と付いているのは、新モンスターや新アイテム等が追加された強化版である事を指す。実はPSPの『モンスターハンターポータブル3rd』は、多くの部分をWiiの『モンスターハンター3』から流用しており、3DSの『モンスターハンター3G』は更に両者と多くの共通部分を持つ。
 3DS版最大の特長は、裸眼3D対応とタッチスクリーン操作の導入だ。前者には、迫力が増すと同時に、3Dに見える事によって自分と敵との距離感を測り易くなったメリットがある。特に水中での戦いには有効で、攻撃がヒットする確率が上昇した人も多いだろう。後者のメリットはもっと大きく、タッチスクリーン上の各アイコンを自分の好きな配置にカスタマイズ出来る。このゲームに重要なカメラの視点切り替えも、タッチスクリーンに表示された仮想の十字ボタンを操作して行うのだが、タッチ一つでボスモンスターを画面中央に捉える『ターゲットカメラ』機能も非常に便利だ。
 確かにモンスターハンターシリーズの本編ソフトを全クリアするとなれば、挫けそうな難易度の高さを乗り越える必要があるし、膨大な時間を費やすのも避けられない。このゲーム最大の目的は、気に入った武器・防具・装飾品などを揃える事だろうが、その為の技術的・時間的ハードルは相当な物である。
 しかし、その地道な工程が思いのほか楽しいからこそ、これだけ支持されているのだろう。多人数プレイして丁度良い難易度になっているので、可能ならこれを活用するのが一番手っ取り早いし、何よりも一番面白い遊び方である。



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