ゼノブレイドクロスが発売されて以来、ゲームに使える時間の殆どをこのソフトに費やす毎日が続いている。
プレイタイムは120時間を超えたが、ストーリークエスト的にはこれからやっと9章に挑もうという所だ。
次の章は強敵に挑む事になりそうなので主人公のインナーレベルを40まで上げておきたかったし、有料DLC(ダウンロードコンテンツの略)を購入したおかげで、ストーリークエストをクリアせずともファッション装備が可能になったのが大きい。
ファッション装備とは、実際の装備とは別に見た目専用の装備(防具のみで武器は不可)を設定できるもので、これにより操作キャラクター達の装備を考えるのが飛躍的に楽しくなってしまったのだ。
モンスターハンターなどもそうだが、防御性能は良いのに見た目はイマイチ、逆に見た目は良いのに性能は駄目という残念な場面に遭遇する事は少なくない。
だが、見た目専用の装備を設定できれば、そんな事を気にせず自由なカスタマイズが可能になる訳である。
実際にやってみるとコレが実に楽しく、新しい防具が買えるようになったとしても、デザインが好みだから今の防具も売らずに取っておこうという風にプレイスタイルが変化した。
DLCを買わずとも本編クリア後に設定可能となるが、折角ならいち早くファッション装備できた方が良いので、該当するDLCの購入を是非お勧めしたい。
各コンテンツを個別に購入するか全部入りのお得パック(と言っても2000円するが、私はこのゲームに敬意を表してこちらを買わせて貰った)かは、公式ホームページなどを参考に吟味してみてはいかがだろう。
また、「ヤードリー」という登場人物のクエストを優先的にこなし、できるだけ早い段階から主人公の見た目をいつでも自由に変えられる様にしておく事も強くお勧めしたい。
ゲーム冒頭のキャラクターメイキングと同様に、性別・容姿・声まで好きに変えられるので、上記のファッション装備と合わせると更に色んなパターンが楽しめる。
こういう配慮からも、ゼノブレイドクロスは出来る限り自由度を重視したゲームなのだと改めて思い知らされるし、そのスタンスは多くのクエストが「受けるか受けないかはプレイヤーの自由」というシステムになっている所にも徹底されている。
まずは急いでストーリークエストを終わらせるというプレイヤーさんも居られるだろうが、そのスタイルでは巨大な懐を持つこのゲームの全貌や魅力は中々伝わらず、下手をすれば物語や世界観の形成部分は弱いとの誤解を抱きかねない。
ストーリークエスト・キズナクエスト・ノーマルクエスト・シンプルクエストは所々で密接に絡んでいるので、途中で巡り合ったクエストなどに寄り道したり話を聞いたりする事で本当の深さが見えてくるのだ。
ゼノブレイドクロスは「主人公やその仲間たちを中心に描く主観的視点のゲーム」ではなく、「より大局的な視点と自由度に重点を置いて作り込まれたゲーム」であり、これは今のゲームソフトとしては非常に稀有なスタンスで生み出された作品だと思う。
何だか取り留めのない話になってしまったが、本作品に関してはまだ何回か書いてみたいと考えている。
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