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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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 私がWiiUタイトルの中で『ゼルダの伝説』新作と同等に期待していた『ゼノブレイド クロス』がついに発売された。

発売日当日から今日まで十数時間プレイし、今回は二つ目の大地に踏み込む所まで(インナーレベルは17)のファーストインプレッションとしてレビューしてみたい。

自分はプレイした人の多くから激賞を受けた前作『ゼノブレイド』を遊んでおらず、RPGというジャンル自体からも遠く離れていた人間だが、このソフトをプレイした時は「よくこんなゲームを作ったものだ」と感嘆せざるを得なかった。

圧倒的な広大さを持つフィールドをシームレスに駆け回れるこの感動は、他のオープンワールド物をプレイした事のある人間でも驚きを隠せないだろう。

これだけの規模を描画するので、人間・ドール・一部を除くモンスター・各オブジェクトなどはある程度近づくまで表示されない場合も多いが、それを考慮しても余りある驚異のスケールだ。

起伏に富んだ地形はファンタジックでありながら妙に現実味を帯びていて、現実の世界からゲームの世界へプレイヤーを惹き込む魅力と説得力は素晴らしいと評する他ない。

前作の発展型ではあるが、開発したモノリスソフトが初めてHD機向けに開発したソフトとはとても思えぬ出来栄えであり、この辺はゲーム作りの熟練ぶりに拍手を送るべきだろう。

また個人的にとても嬉しいのが、主人公が固定キャラクターではなく自分で作れるという点だ。

稚拙ながら趣味で小説を書くので、主人公をエピソードの中心に据えた方が演出的にドラマチックになるし、物語の構築も断然やり易いという利点は理解している。

しかしゲームの場合、主人公はあくまで第三者的立場にし、他の登場人物たちのエピソードで物語を紡ぐという方式が断然好みだ。

本来インタラクティブ性こそ命のゲームソフトが、幾ら凝った物語をスムーズに見せようとしても、見せたいと思った物だけを一方的に受け取らせる映画には敵わないという事を、創作者の端くれとして思い知っているのが影響しているのだと思う。
(実は隠れた傑作と名高い前作のプレイを見送ったのも、主人公キャラクターが固定なのとストーリーに凝っているという部分に二の足を踏んだからであった)

結局、どんな形になっても好き嫌いが出るのは避けられないけれど、主人公がアバター採用だと当然オンラインマルチプレイ時に個性を出せるし、そもそも『ゼノブレイド クロス』においてストーリー関連のクエストはその魅力の一つを形成しているに過ぎないので、そこにこだわり過ぎる必要はないのだ。

ともかくその全貌を伺い知るまで色んな事を試しながら存分に楽しみたいし、今後も『ゼノブレイド クロス』の魅力を伝えて行ければと考えている。


※ここで購入を迷っている方々へ一言

発売前はキャラクターのモデリングをひやかす意見も出たが、実際に遊んでみると魅力的でその点は気にする必要は無い。

グラフィックは十分綺麗なのでそこも心配しなくて良いが、シームレスゆえに描画には優先度が設けられており、こだわらなくていい部分のモデリングやテクスチャはそれなりのレベルに抑えられている。
(オープンワールドを採用するゲームでは珍しくない光景だが・・・)

ロード時間について言うと、私はWiiU本体にローデイング時間縮小の為のデータパックをダウンロードした上でパッケージ版をプレイしているが、処理落ちは無いし読み込み音も最小限、セーブもほぼ一瞬という快適さである。

ローディング画面があるのは「ゲームを始める時」「ブレイドホームへの出入り時」「移動スキップ」等で、暗転するのもリアルタイムムービーへの移行時くらいであろうか。
 
リアルタイムムービーには二種類あり、一つは用意された物を一方的に流す従来型のムービーで、もう一つは少し引いた視点でカメラアングルを自由にいじれるムービーだ。

どちらも現在の装備が反映されるので、シリアスなシーンでふざけた格好のままなのが嫌なら、メインメニュー→オプション→頭装備の表示を無しにすると良い。







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