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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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 WiiU用ソフト『零~濡鴉ノ巫女~』を予定通り購入したので、今回はファーストインプレッションとしてレビューしてみようと思う。

 いつも通りストーリーに関するネタバレはしない方針なので、片手落ちになる部分は一つご容赦願いたい。

 Wii向けに発売されたリメイク作『零~眞紅の蝶』を除くと、『零~濡鴉ノ巫女~』は零シリーズの第5作目にあたり、最初からHDソフトとして製作された初めてのタイトルとなる。

 任天堂とコーエーテクモゲームスがコラボレーションした物としては、『零~月蝕の仮面』『零~眞紅の蝶』に続き三作目(姉妹作のニンテンドー3DSソフト『心霊カメラ~憑いてる手帳』は除く)だが、前者はグラスホッパー・マニファクチュアとの共同制作だし後者はリメイクなので、『零~濡鴉ノ巫女~』はコーエーテクモゲームスが満を持して送る零の新作だ。

 実は、濡鴉ノ巫女はこれまでのシリーズから変更された点が幾つもあり、その中から重要と思われるものをちょっと並べてみよう。


1.シリーズ初のHD化。

2.ハードがWiiからWiiUとなり、戦闘時はWiiUゲームパッドを射影機に見立てて操作する様になった。

3.ダッシュ時のスピードが、これまでに比べて明らかに早くなった。ただし、水の深い部分に入るとスピードは落ちる。

4.主人公の濡れた状態がひどくなるほど怨霊との遭遇率が高くなる一方、自身の霊力もアップする。


5.通常の撮影や攻撃をする場合、次の撮影・攻撃までにチャージが必要となった。チャージ時間はフィルムなどによって変わる。


6.影見とよばれるナビゲート機能が加わり、どこへ行けばいいか困らなくなった。また、今の目的がその都度表示され、次に何をすればいいのか分かる様になった。

7.灯篭で任意にセーブするのではなく、オートセーブ式になった。

8.ステージクリア型となり、クリア済みの章なら衣装を替えたりアイテムを購入したりして自由に挑める様になった。


 実際にプレイしてみると、これらはゲームを面白くする為に色々練られた結果だと分かってくる。

 3・6は非常に便利だし、8はゲームを楽しむという根本的な点で有難い変更だ。


 最初は期待半分不安半分だった2も、蓋を開けてみれば零の戦闘に新しい戦略性とダイナミズムを呼び込む物だった。

 ゲームパッドを射影機に見立てる操作方法については、「腕が疲れるのでは」とか「テレビを見たりゲームパッドを見たりするのは煩わしくなるのでは」との懸念があっただけに、これのおかげで戦闘の面白さがグンとアップしていたのは嬉しい誤算である。

 戦闘時はテレビ画面は無視してゲームパッドだけに集中すれば良いし、近距離だけでなく遠距離からの攻撃も重要になったため、相手との距離や狙う角度をリアルタイムに調節する際には緊張感と高揚感が同時に湧いて来た。


 強敵になるとワープ移動を多用するので、射影機の構えを一旦解いて相手の居る方向へ向き直す必要もあるが、ゲームパッドにゲーム画面が表示されているので、テレビを見ずにそのまま操作する事が可能だ。

 ちなみにこのゲームは、非戦闘時の場合ゲームパッドにはテレビ画面と同じ映像が表示されているが、スクリーンをタッチするとマップ画面に切り替わる。

 今作はゲームパッドのみでのプレイに非対応となっているものの、マップ表示を限定的に用いるならば、実はパッド単体でのプレイも不可能では無いのだ。

 今回はファーストインプレッションとして操作やシステム面を紹介したが、『零~濡鴉ノ巫女~』は非常に良く出来たソフトであり、プレイする事自体がかなり面白い。

 怖さの面もこれまでのシリーズに決して劣らないし、ボリュームもかなりのものだから、プレイしたファンの評価が高いのも大いに頷ける。

 この作品については、時間を置いてからまたソフトレビューの続きを書いてみたい。


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