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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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 先日、『ファイヤープロレスリング』シリーズの生みの親と言われる増田雅人氏が、48歳という若さで逝去された事を知った。

 
80の齢を重ねる人も少なくない世にあって、何とも早い死だと感じざるを得ない。

 
『ファイヤープロレスリング』、略して『ファイプロ』と呼ばれるこのプロレスゲームは、私にとっても非常に思い出深いシリーズである。

 
PCエンジンとスーパーファミコンで発売された物は全てプレイしたし、セガサターンやプレイステーションで出たタイトルも幾つか触る機会があった。

 
私や友人などシリーズ累計でどれだけの時間遊んだか分からぬ程だが、当時プロレスや格闘技が好きだった人間にとっては、マストバイとも言えるソフトだったと思う。

 
このゲームが優れているのは、出来るだけ簡単な操作で格闘技のマニアックな部分を再現しようとした所で、実在のプロレスラーや格闘家のファンも少なくなかった様だ。

 
オリジナルレスラーを作成出来るエディット機能や、特定の技を使うとランダムに発生するクリティカルKOを導入した時の興奮は、随分と時間を経た今でも何となく覚えている。

 
後年はスタミナ消費やアルティメットスタイルでのファイトも再現し、プロレスの枠を大きく超えてあらゆるスタイルをカバーする総合格闘ゲームにまで成長したのは、まさに本懐を遂げたと言えるのではないだろうか。

 
今も新作を望む声がやまない本作だが、現実の格闘技ビジネスが斜陽期に入るのと重なるように『ファイプロ』シリーズ本編の系譜は事実上途絶えてしまっている。

 
増田氏の訃報を聞いたその夜、私は以前Wiiのヴァーチャルコンソールで購入した『ファイヤープロレスリング3・ファイナルバウト』を起動してみたが、当時の事がとりとめもなく思い出されて来て、懐かしいやら寂しいやらで困ってしまったのだった。

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