創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
前回のブログで触れた通り、WiiU用ソフトの『レゴシティ・アンダーカバー』を購入した。 海外ではレゴシリーズは大変な人気で、『スターウォーズ』『バットマン』『ロード・オブ・ザ・リング』など様々な題材をレゴブロックでコミカルに表現して来たが、今回の『レゴシティ・アンダーカバー』はこれまでと少し毛色が違っている。 まず既存の題材を拝借するのではなく、レゴブロックの世界そのものをオリジナルゲームにしているのが大きく違う。 次にストーリーごとに用意されたステージではなく、レゴシティという一つの街をオープンワールドとして丸ごと表現するという、非常に大胆な方針転換を行っている。
『レゴシティ・アンダーカバー』はかなりスケールの大きな作品で、サードパーティーがこれほどの規模のソフトを独占供給するのは、ファーストパーティーとのコラボレーションタイトルならではという気がする。 レゴオリジナルの世界観とオープンワールドというシステムについては、当初不安を抱いたファンも多いと思うが、先行発売した海外では中々の評判を得た様だし、実際にプレイした私も流石Tt games(レゴシリーズの開発会社)と膝を打たずには居られない出来であった。 今回のレビューもいつもと同じくネタバレはしないが、このゲームが気になっているユーザーさんの参考になりそうな点を簡単に説明してみたい。 このゲームは、数年前までレゴシティで活躍していた凄腕警官チェイス・マケインが再び街へ戻って来る所から始まる。 時を同じくして、彼がかつて逮捕した大悪党レックス・フューリーも刑務所を脱獄しており、チェイスはレックスを再び捕らえる為に潜入捜査官として色々なミッションをこなして行くというのがメインストーリーだ。 実際のゲームがどういう感じかは公式サイトを参考にして貰うとして、私がプレイ前に抱いていた懸念と実際にプレイして感じたその感想を挙げてみよう。
疑問:レゴオリジナルという事で、既存の題材を用いたこれまでのシリーズに比べて、ストーリーやキャラクターのインパクトが弱くなっていないか? 感想:個人的には全く問題なし。独特のコミカル感もキッチリ表現されており、しばらくプレイしていれば今作の方により魅力を感じる人も多い事だろう。
疑問:初のオープンワールドという事で、今までの魅力が損なわれているのではないか? 感想:オープンワールドを広く生かすミッションは、車で指定の場所へ移動したりビルを飛び越えながら追いかけっこするパターンが多く、一方でダンジョン的なステージで仕掛けを解くミッションもちゃんと用意されている。寧ろこれまでのシリーズに、新たな魅力を追加したと捉えるべきだと思う。
疑問:自由度はどれくらいあるのか? 感想:それこそオープンワールドになったおかげで、ミッションそっちのけに街を走り回れる。私はまだクリアしていないのだが、主人公の能力が増えてくるにしたがって、更に動ける範囲が広がりそうだ。ステージ制で無くなったのは、自由度という点で間違いなく恩恵を受けていると思う。ミッションクリア後にフリープレイ可能なのも今まで通りだし、操作キャラクターの外観を自由にカスタマイズする事も当然できる。また決められた各ポイントで、好きな時に好きな乗り物を呼び出す事もOK。
疑問:ボリュームはあるのか?また収集要素はどのくらいなのか? 感想:ボリュームは十分満足できるし、クリア後も楽しめる。これまでのレゴシリーズもかなり収集要素があったが、今作はオープンワールドなので思わぬ所にアイテム等が隠されているし、コレクターアイテムの総数も気が遠くなるほど多い。
疑問:オープンワールドを読み込む為にローディング時間が長いと聞いているが、どうなのか? 感想:ミッション前やホームとなる警察署へ入る時はかなり待たされる事になる(約1分は覚悟していた方がいいだろう)。これはこのゲームでほぼ唯一の欠点と言える。ただ、面白さにやめられなくなる事の多いゲームなので、次第にこの長いロード時間がひとときの安息ポイントに思えてくるのも事実である(皮肉ではなく本当にそうなって来るのだ)。
疑問:PROコントローラーは使えず、WiiUゲームパッドだけでしか操作できないのは不便ではないか? 感想:私もWiiUゲームパッド専用のソフトは『バットマン・アーカムシティ』以来だったのだが、ゲームパッドの機能を活用しているゲームなのでこれは仕方ないだろうと思うし、別段重みを感じる事もなく遊べている。ナビゲートしてくれるキャラクターの声がゲームパッドから聞こえてくるのはかなり良い感じである。
ざっと思い付く点を幾つか並べてみたがどうだろうか。 レゴとはいえ非ブロックの部分はクオリティーの高いグラフィックに仕上げられており、その点でも文句が出る事は少ないと思う。 なお、強盗ではなく警察を主人公にしたレゴ版GTA(グランドセフトオート)と言われるだけあって、非常にコミカルながら子供がやるには相応しくない部分もある為、保護者の方はその点に留意いただきたい。 レゴシリーズは見た目から子供向けと思われているが、大人も十二分に楽しめる全年齢向けゲームであり、特に『レゴシティ・アンダーカバー』はギャング絡みの話だけに推奨年齢も高いのだ。 個人的な意見ではあるが、『レゴシティ・アンダーカバー』は私が購入したWiiUソフトの中でも最高の出来と太鼓判を押せるソフトである。 まさに買って損なしのタイトルであり、特にレゴシリーズのファンなら必買とも言えるゲームソフトだろう。 PR |
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