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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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先日『トレマーズ 地獄島」のブルーレイを購入したので、いつもの様に肝心な点はネタバレ無しで簡単にレビューしてみたい。

マイケル・グロス演じるバート・ガンマーが主役のシリーズ第7作目にあたる本作は、5作目の『ブラッドライン』、6作目の『コールドヘル』に続きドン・マイケル・ポールが監督している。

今回は南方の島々が舞台。

グラボイスの卵を持ち出し遺伝子改良を加えてそれを狩るというハンター連中のせいで近隣が危険に晒され、パプアニューギニアの無人島で1人暮らしていたバート・ガンマーが知人に乞われて嫌々乗り出すというストーリーだ。

ただ、今回は味方側にバートが本来頼りとする筈の銃器が無いため、火炎放射器・マチェット・チェーンソーなどで応戦する事になる。
(そのかわり戦時下に保管されていたダイナマイトは割と潤沢な模様)

これはドン・マイケル・ポール監督の3作品に共通するのだが、個性的な登場人物を短い描写で印象付けるのが上手く、限られた予算でそこまでチープに見えないクオリティーに仕上げられているのは中々の腕だと思う。

一方、バートとその相棒のスタンスがワンパターンだったり、なぜか繰り返される排泄物をネタにしたコメディー要素には少々閉口させられる。

また個性的なキャラクターの双璧だったハンターのボスやアーチャーが大した活躍を見せないのは、観る人の多くが惜しいと感じるだろう。

個人的な感想ではあるが、地獄島はブラッドラインほどでないにせよ前作のコールドヘルよりは面白かった。

ただし、本作はスローモーションや感傷的な演出が結構な割合で差し込まれるため、その部分の妙な長さに違和感をおぼえてしまう。

むしろいつも通りに演出した方が、よりラストが引き立った気がしなくもないが・・・。

ともあれ、70代にして偏屈なサバイバリストを演じ切るマイケル・グロス氏には敬意を表したいし、トレマーズシリーズ、そしてバート・ガンマーのファンなら一見の価値はあるのではないだろうか。



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