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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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放射能X(原題:them!)1954年に公開されたワーナー・ブラザース製作の映画で、「キングコング(1933年)」「原子怪獣あらわる(1953年)」と並びモンスターパニック映画の初期の傑作と言われる。

私がこれを観たのは数年前なのだが、予想よりもしっかりと作られた作品で大変面白かった。

サスペンス風かつスピーディーに展開するストーリー、荒唐無稽な設定をきちんと科学的根拠に基づいて推理する丁寧さ、実物大で製作された怪物のプロップや操演など、この手の映画の基本的な魅力をあらかた兼ね備えている。

今回あらためてDVDを購入し鑑賞したのだが、画角は狭めながらモノクロの画質は中々に良好で非常に見やすかった(さすがに雨水管内が舞台の撮影は、光量不足なのか他よりぼやけ気味ではあったが)。

「エイリアン2」に強い影響を与えているというのも納得だが、個人的には鉄人28号の「巨大アリ事件」との酷似に驚いた。

この漫画が掲載されたのは1961年というから、作者の横山光輝氏も多大なインスパイアを受けたのだろう。

実際、「放射能X」はエンターテイメント物としてお手本になる様な作品である。

また、日本の「ゴジラ」も1954年公開であり、モンスター映画のマスターピースが同じ年に重なったことを思うと何やら感慨深い。

他のクラシックなモンスター映画よりも現代的なスタイルで作られているし、興味のある方はご覧になってみてはいかがだろうか。

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