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創作から興味ある事柄まで気まぐれに綴ります
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「スペースバンパイア最終版」は1985年公開時のバージョンが収録されているのに釣られて購入したが、定価だと一万円近い値段なので買うのに躊躇したブルーレイディスクでもあった。

現行通常版・劇場公開版ともに日本語吹き替えが収録(それぞれ個別の吹き替えが収録されていて、吹き替えの欠けた部分は原語+日本語字幕が挿入する)されているし、当時のパンフレットの解説などを載せたブックレットも付属するけれど、いま流通しているバージョンより敢えて短い公開版を目当てにお高めの物を買うのは少々気後れしたのだ。

実際に観てみると画質は中々に良好だし、オーディオコメンタリー・複数のインタビュー・当時のメイキングなど充実した内容となっていた。

日本国内では今回が初のブルーレイバージョンの発売となるが、海外版のものと思われる特典も複数収録されており、これらの権利料もあって高額になっているのかなと予想される。

今さら詳しい内容を書く事はしないが、敵役マチルダメイの大胆な裸体やヘンリーマンシーニのテーマソング、特殊効果をふんだんに盛り込んだBSF大作として独自の地位を確立した本作はやはりカルト的な魅力を持つ。

「悪魔のいけにえ」や「セーラムズロット」を撮ったトビー・フーパー監督にしては不気味さはあっても“怖さ”が無い「スペースバンパイア」だけれど、舞台の移り変わりが激しい上に明確な主人公が居ない感じなので、場面の羅列から大きく逸脱する演出は難しかったのかも知れない。

今回の「スペースバンパイア最終版」は個人的に満足できる商品だったが、値段の事を考えると気軽にお勧めし辛いのがもどかしい所である。




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